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freeeとマネーフォワードの違い|個人事業主はどっちを選ぶ?
公開日:2026-10-12 最終更新日:2026-10-12 執筆:AIツール比較ノート編集部
この記事では、freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告の違いと、2択で迷ったときの決め方が分かります。
結論から言うと、青色申告・白色申告・e-Taxへの対応は2社とも同じなので、この点では差がつきません。選ぶ前に確認しておきたいのは「つなぐ口座」「スマホでの申告」「電話や税理士への相談」の3つです。
この記事の確認日:2026-10-12(各社の公式サイトで確認)
- 対象:個人事業主・フリーランスの確定申告(法人向けのプランは扱いません)
- 前提:令和8年分(2027年に申告)の確定申告
- 弥生も含めて比べたい人は、弥生を含めた3つの比較はこちら
結論:freee とマネーフォワードの違いを表で比較
料金と無料のお試しの条件は、下の比較表(確認日つき)で確認してください。料金は改定されることが多いため、本文には書いていません。
| ツール | 無料プラン | 有料プラン | 日本語対応 | 向いている人 | |
|---|---|---|---|---|---|
| freee会計 | 無料プランなし。30日間無料でお試し可能(メールアドレスのみで登録、クレジットカード登録不要) | スターター 年払い11,760円(月あたり980円)〜(税抜)。月払いは1,780円/月(税抜) | 日本語(国内サービス) | スマホアプリも使って、記帳から電子申告まで進めたい個人事業主・副業の人 | 公式サイト |
| マネーフォワード クラウド確定申告 | 無料プランなし。1ヶ月間の無料トライアルあり(クレジットカード不要、1事業者1回、有料プランへの自動移行なし、一部利用できない機能あり) | パーソナルミニ 年払い10,800円(月あたり900円)〜(税抜)。月払いは1,280円/月(税抜、2026年12月1日から1,680円/月に改定予定) | 日本語(国内サービス) | 銀行・カード明細の自動取り込みを中心に、年払いで費用をおさえて確定申告したい個人事業主・副業の人 | 公式サイト |
※料金・機能は2026-10-12時点で編集部が公式サイトを確認したものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
公式ページで確認できた主な違いを、料金以外で表にまとめました。
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 青色・白色の申告書 | 両方に対応 | 全プランで両方に対応 |
| e-Tax(電子申告) | 全プランで可能 | 全プランで可能 |
| スマホアプリから申告 | 可能と案内あり | 可能(マイナンバーカードと対応スマホが必要) |
| 消費税申告(インボイス) | スタンダード以上 | パーソナル以上 |
| 電話サポート | プレミアム以上 | パーソナルプラスのみ |
| 支払い方法 | 公式ページでは未確認 | クレジットカードのみ |
出典:freee会計 料金ページ、マネーフォワード クラウド確定申告 料金ページ(いずれも2026-10-12確認)
マネーフォワードは2026年12月1日に料金改定の予定
マネーフォワードは、2026年9月24日付の公式のお知らせで、個人向けプランの料金を2026年12月1日に改定すると発表しています。一部プランの月払い・年払いが変わり、パーソナルミニの年払いは据え置きです。既存の契約は、12月1日以降の更新から新料金になります。
あわせて、パーソナル・パーソナルプラスでは、レシートなどを読み取る「AI-OCRから入力」の追加料金が12月1日に廃止され、件数の制限がなくなると案内されています(パーソナルミニは対象外)。
出典:マネーフォワード クラウド 料金改定のお知らせ(2026年9月24日)
申し込む前に、必ず公式の料金ページで最新の金額を確認してください。
入力のしかた:公式で確認できたこと
2社とも、銀行やクレジットカードの明細を自動で取り込み、帳簿づくりを助けるしくみがあります。公式ページで確認できた内容は次のとおりです。
freee会計
- 全プランで、銀行・クレジットカードの明細を取得できる
- AIが自動仕訳のルールや過去の仕訳を学び、勘定科目(取引を分類する項目)を選ぶ
- レシートを撮影すると、金額と日付を読み取って取引を登録できる
マネーフォワード クラウド確定申告
- 銀行やカードなどのサービスと連携し、明細の自動取得と仕訳に対応
- レシートを撮影して取り込める(プランごとに月の件数の上限あり)
- 証憑(レシートや領収書などの証拠書類)の保存件数は、パーソナルミニのみ上限あり
出典:マネーフォワード クラウド確定申告 製品ページ、料金ページ
画面の使い心地は無料のお試しで比べる
「freee は簿記を知らない人向け、マネーフォワードは簿記を知っている人向け」という説明を見かけることがあります。ただ、入力画面の考え方の違いを公式ヘルプで確かめることは、今回できませんでした。
そのため、本記事では「どちらが簿記初心者にやさしいか」は判断しません。2社とも無料のお試しがあるので、実際に数件の取引を入れて比べるのがおすすめです。
差が出る3つの場面
ここからは、公式情報で違いが確認できた場面だけを取り上げます。
場面1:銀行口座・カードをたくさんつなぐとき
マネーフォワードは、銀行やクレジットカードなど2,300以上のサービスと連携すると公表しています(2024年2月時点・自社調べ)。freee は全プランで明細を取得できると案内していますが、連携先の数は公式ページで確認できませんでした。
数の大小より、自分が使う銀行・カード・決済サービスに対応しているかが大切です。申し込む前に、各社の連携先一覧で自分の口座を探しておきましょう。
場面2:スマホで申告まで済ませたいとき
freee は、確定申告用のスマホアプリがあり、パソコンでもスマホでも提出できると案内しています。料金ページでも、スマホアプリから確定申告ができると説明されています。
マネーフォワードも、全プランでスマホアプリから申告できると案内しています。必要なのは、マイナンバーカードとNFC(カードを読み取る機能)に対応したスマホです。ただし、申告書の作成からすべてをアプリだけで終えられるかは、公式ページでは確認できませんでした。
「パソコンをほとんど使わない」人は、お試し期間中にスマホだけでどこまでできるか試してください。
出典:freee会計 青色申告の機能ページ、freee会計 料金ページ、マネーフォワード 料金ページ
場面3:税理士や電話で相談したいとき
電話サポートは、2社とも上位プランに限られます。freee はプレミアム以上、マネーフォワードはパーソナルプラスのみです。
マネーフォワードのメール・チャットのサポートは、操作方法の質問が対象です。仕訳や税務の相談は対象外と明記されています。freee のプレミアム以上には、税務調査のサポートとデータ移行(乗り換え)の代行が含まれます。
税理士と帳簿を共有するしくみは、今回の調査では2社とも公式情報で確認できませんでした。税理士に頼む予定がある人は、その税理士がどちらのソフトに対応しているかを先に聞いておくと安心です。
違いがあまりない点
次の点は、2社とも公式ページで対応が確認できました。ここで決める必要はあまりありません。
- 青色申告・白色申告の両方の申告書を作れる
- e-Tax(電子申告)で提出できる
- 消費税申告(インボイス対応)は、いちばん安いプランでは使えず、その上のプランから
- 無料プランはなく、無料のお試し期間がある(条件は比較表を参照)
なお、令和8年分の青色申告で65万円の特別控除を受けるには、複式簿記での記帳などに加えて、e-Taxでの提出か、優良な電子帳簿保存(この場合は届出書の期限内提出も必要)が必要です(出典:国税庁 No.2072 青色申告特別控除)。2社ともe-Taxに対応しているので、この点ではどちらでも問題ありません。
freee会計が向いている人・向いていない人
freee会計
銀行・カード明細の自動取得や質問への回答で帳簿を作り、青色・白色の確定申告書の作成から電子申告まで行えるクラウド会計ソフト。
- 無料プラン:無料プランなし。30日間無料でお試し可能(メールアドレスのみで登録、クレジットカード登録不要)
- 有料プラン:スターター 年払い11,760円(月あたり980円)〜(税抜)。月払いは1,780円/月(税抜)
- 向いている人:スマホアプリも使って、記帳から電子申告まで進めたい個人事業主・副業の人
向いている人
- スマホアプリで申告まで済ませたいと考えている人(アプリから確定申告できると公式に案内あり)
- 開業届や青色申告承認申請書の作成もソフトでまとめたい人(作成できると公式に案内あり)
- 上位プランで、電話サポートや乗り換え代行まで頼みたい人
向いていない人
- いちばん安いプランで消費税申告まで済ませたい人(消費税申告はスタンダード以上)
- いちばん安いプランでレシートをたくさん撮影したい人(スターターは月の枚数に上限あり)
- 申し込む前に連携できる金融機関の数を確かめたい人(公式ページで数は確認できず)
マネーフォワード クラウド確定申告が向いている人・向いていない人
マネーフォワード クラウド確定申告
銀行・カードなど2,300以上のサービスと連携して明細を自動取得・仕訳し、青色・白色の確定申告書の作成と電子申告ができるクラウド確定申告ソフト。
- 無料プラン:無料プランなし。1ヶ月間の無料トライアルあり(クレジットカード不要、1事業者1回、有料プランへの自動移行なし、一部利用できない機能あり)
- 有料プラン:パーソナルミニ 年払い10,800円(月あたり900円)〜(税抜)。月払いは1,280円/月(税抜、2026年12月1日から1,680円/月に改定予定)
- 向いている人:銀行・カード明細の自動取り込みを中心に、年払いで費用をおさえて確定申告したい個人事業主・副業の人
向いている人
- 申し込む前に、連携先の対応状況を調べておきたい人(連携先の数〔2,300以上・2024年2月 自社調べ〕を公表しているので調べやすい)
- お試しのあと、自動で有料にならない方が安心な人(有料プランへの自動移行なしと明記)
- 最低利用期間に縛られたくない人(解約費用・最低利用期間なしと明記)
向いていない人
- 仕訳や税金の相談をサポート窓口でしたい人(メール・チャットは操作方法のみ)
- クレジットカード以外で支払いたい人(支払いはクレジットカードのみ)
- 月の途中で解約して返金を受けたい人(途中解約の返金なし)
3つの質問で決める:freee とマネーフォワードどっち?
迷ったら、次の3つに順番に答えてください。
- 税理士に見てもらう予定はある? → ある人は、税理士が使っている方に合わせる
- 電話で操作を質問したい? → したい人は、両社の電話つきプランの料金を比較表と公式ページで比べる
- 自分の銀行・カードが両方に対応している? → 片方だけなら、対応している方を選ぶ
3つとも決め手にならなければ、2社のお試しで画面を触り、入力しやすいと感じた方を選ぶのがおすすめです。
副業で使う場合
会社員の副業で申告する人は、そもそもソフトが必要かどうかから考えると無駄がありません。所得の金額や、雑所得か事業所得かによって、必要なものが変わるためです。
副業の確定申告に使うソフトの選び方で、判定の手順をまとめています。
あとから乗り換えるときに確認すること
途中で乗り換える場合は、次の点を各社の公式ヘルプやサポートで確認してください。データの書き出しや取り込みの方法は、今回の調査では公式情報で確認できなかったため、ここでは「確認する項目」だけを挙げます。
- 今のソフトから、仕訳帳や残高のデータを書き出せるか(ファイルの形式も)
- 乗り換え先で、そのデータを取り込めるか
- 年の途中で乗り換える場合、期首の残高をどう入力するか
- 今の契約の更新日と、途中解約の返金の有無(マネーフォワードは途中解約の返金なしと明記)
- 乗り換え先で、銀行・カードの連携を設定し直す手間
- 乗り換えの代行サービスがあるか(freee はプレミアム以上で乗換代行ありと案内)
- 前の年の帳簿を、保存期間中に見返せる形で残しておけるか
解約する前に、帳簿や申告書のデータを手元に残しておきましょう。
よくある質問
スマホだけで確定申告できますか?
freee はスマホアプリから確定申告できると案内しています。マネーフォワードもアプリから申告できると案内していますが、作成から提出まですべてアプリで完結するかは確認できませんでした。お試しで確かめるのがおすすめです。
インボイス登録をしている場合、どのプランが必要ですか?
消費税申告は、freee ではスタンダード以上、マネーフォワードではパーソナル以上のプランで使えます。いちばん安いプランでは使えません(2026-10-12時点の公式料金ページによる)。
無料で使い続けられますか?
2社とも無料プランはありません。無料のお試し期間があり、条件は比較表に載せています。
まとめ
freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告は、青色申告・e-Tax・インボイスへの対応など、基本の部分は大きく変わりません。迷ったら、「税理士」「電話サポート」「自分の口座の連携」の3点で決め、残りはお試しで画面を比べてください。
| 読者のタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 税理士に見てもらう予定がある | 税理士が使っている方に合わせる |
| スマホで申告まで済ませたい | freee会計、マネーフォワード(どちらもアプリから申告できると案内あり。マネーフォワードはアプリだけで完結するかは未確認) |
| 自分の口座・カードが使えるか心配 | 両社の連携先一覧で、自分の口座が対応しているかを確認する |
| お試し後に自動で有料になるのが不安 | マネーフォワード(自動移行なしと明記) |
| 上位プランで乗り換え代行まで頼みたい | freee会計(プレミアム以上) |
| 決め手がない | 2社のお試しで画面を比べるのがおすすめ |
| 弥生も含めて比べたい | 弥生を含めた3つの比較はこちら |
本記事は一般的な情報をまとめたものです。個別の税金の判断は、税務署や税理士に確認してください。